デジタルサイネージとは

デジタルサイネージ(電子看板/Digital Signage)とは、ネットワークに接続したディスプレイなど、電子的な表示機器を使って情報を発信するシステムである。
デジタル通信で表示内容を常時受信が出来、内蔵記憶装置に多数の表示情報を保持することで、秒単位で表示内容を切り替えたり動画表示を行うなど、多様な映像広告の展開が可能である。

デジタルサイネージの定義としては、「屋外・店頭・公共空間・交通機関などのあらゆる場所においてディスプレイ等の表示機器で情報発信する媒体」を指し、広義として小型の電子POPから、LED(Liquid Crystal Display)を活用した大型の屋外ビジョンまで含まれる。テレビ、ネット、携帯に続く、第四のメディアになり得ることが期待されている。

設置例

典型例として、まず都心にある大型ビジョンが挙げられる。

最も有名なのは渋谷駅ハチ公口に4機ある大型ビジョンである。(左から「Mighty Vision SHIBUYA」「QFRONT」「109ForumVision」「三千里薬品グリコビジョン渋谷」)

一番身近なのは、JR東日本の「トレインチャンネル」、JR西日本の「WESTビジョン」、東京メトロの「Tokyo Metro ビジョン」などの電車ドア上部に設置された液晶モニタなども電車で通勤・通学する人にとって最も身近であろう。女性専用車両と普通車両の広告を分けるなどの工夫もなされている。

ほか、私たちが日常的に接しているのが電子POP広告といえる。スーパーマーケット、コンビニや薬局、量販店などではかなりの小型サイネージが設置されている店舗もあり、序々に普及している。

また、日本独自の発展形として、自動販売機内の液晶モニタがある。これは、自動販売機の少ない欧米諸国にはない展開と言える。
このように、日常生活で接する機会があるにもかかわらず、認知度は2割程度という低い水準となっていて、概念としては普及していない現状と言える。

市場規模

ディスプレイの発展、デジタルネットワーク及び無線LANの普及してきた近年、市場が活発になってきている。2007年には「デジタルサイネージコンソーシアム」が発足し、デジタルサイネージ産業の問題解決にあたり、産業の発展に手を尽くしている。

2009年は、大手のメーカーがデジタルサイネージディスプレイやソリューションを発表し、第一回の「Digital Sinage Japan 2009」も開催された。

リーマンショック以来の経済危機の中にあって、市場が拡大している数少ない分野であり、2009年には700億円に迫る市場規模であった。ちなみに、その中のハードとソフトの割合は2:1程度である。

2010年以降においては、景気の回復とともに市場が拡大し、五年後の2015年には一兆円以上の市場にまで拡大が予測されるなど、今度とも急成長が見込まれている。

利点

デジタルサイネージは、ターゲットマーケティングが可能であることが大きな強みである。テレビコマーシャルのように不特定多数に向けて同一広告を流すのとは違い、設置場所の地域性考慮して視聴者ターゲットの設定を行い、特定の層に焦点を絞った広告が発信できる。

オンライン通信が可能なサイネージの場合、通信ネットワークを使ってリアルタイムな操作が可能で、表示される広告内容を随時配信・変更できる。そのため、常に最新の情報を提供出来、情報価値が高まり、視聴者の注視度が高まる。

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